第31回 関東高等学校アメリカンフットボール大会 2回戦


6月5日(日)に駒沢オリンピック公園内の第二球技場にて、第31回 関東高等学校アメリカンフットボール大会 2回戦、横浜対日本大学第三高校との試合が行われました。

昨年の秋でのリベンジでもあった今回の試合でしたが、惜しくも10対43で敗れてしまいました。


結  果

チーム名

1Q

2Q 3Q 4Q 合 計
日本大学第三高校
ブラックレジスタンス
(東京1位)
13 14 43
横浜高校
キングコングス
(神奈川2位)
10

 以下の写真は、そのときの様子です。


2回戦は昨年度秋の選手権大会で対戦し、惜しくも敗れた日大三高への再挑戦。スタンドには選手の父母、クラスメイト、中学部員が多数駆けつけ、キングコングスの活躍を期待していた。

1Q:雨が心配されていたが、結局は強い日差しの中のキックオフとなり、選手の体力消耗が心配される。キックオフ直後は、相手との体格の差を見せ付けられ、これは通用しないのではないかと感じる。しかし、キングコングスは必死に食い下がる。日大三高にTD(タッチダウン)とTFP(TD後にもらえる追加得点のチャンス)で7点先制されるが、横浜は短いパスを成功させ、徐々にゲイン(攻撃による前進)を重ねる。エンドゾーン直前まで進んだものの、TDはならず。しかし、FG(フィールドゴール)で手堅く3点返す。

2Q:横浜はパスからのロングゲインで、初のTDを決め、さらにTFPのキックも成功し、10対7と逆転する。このとき、横浜の応援をする観客からは勝利するのではないかとの声があがる。しかし、日大三高のTDで再逆転、さらにTDを決められ、得点差を広げられる。

3Qここで、少しでも点差を縮めたいところだが、日大三高のFGとTDで、9点追加され、差は開いてしまう。また、法政二高との決勝戦のときと同様、横浜に負傷する選手が続出する。しかし、QBサック(QBを捕まえること)で相手を大きく後退させるなど、ディフェンス面でも好プレーが数回みられた。

4Q選手は体力の限界に近づき、相手にインターセプトからTDを許してしまう。試合終了間際には、エンドゾーンぎりぎりのところまで攻め込まれる。何とかこれ以上の失点を抑えたいところだが、残り1秒でまたもTDを決められてしまい、試合終了。

今大会も二回戦敗退となってしまった。しかし、限界まで強豪チームに立ち向かっていく姿は私たちにも感動を与えてくれた。
昨年度から比べて各選手の成長が目に見えて分かる。秋に向けて体力をつけ、更に強くなったキングコングスを見られるのを期待する。

(コーチからのコメント)

同じフィールド、同じ相手校…。(しかし、昨秋の対戦と比較したとき、明らかに何か足りない。)そして、同じ結果。日大三高は強豪中の強豪。試合前から力の差は歴然。しかし、やっと同じ土俵に立てたのだから、一矢報いたかった…と、思うのは欲がありすぎるのだろうか?

Underdog今春のKINGKONGSはどのチームと対戦しても敗戦が予想されるチームだった。それほどチームのスタートは最悪の状態かつ「最弱」だった。それでも、「最弱」と言われ続けながら、関東大会出場の結果を手に入れることができたのは、選手達の努力の成果と評価したい。しかし、容易には縮まらない関東大会常連校との差は、今後の大きな課題となった。KINGKONGSはどこまで行くつもりか?選手達の覚悟はどうなのか?KINGKONGSの秋季大会での戦いぶりが、その答となることを期待したい。


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