第104回高校野球選手権大会
開会式
開会式の様子
〜式 次 第〜 |
1.選手入場 |
2.国旗・大会旗掲場 |
3.朝日新聞社社長 中村 史郎 大会会長 開会のあいさつ |
4.優勝旗返還・レプリカ授与 |
5.末松 信介 文部科学大臣 祝辞 |
6.寶 馨 日本高等学校野球連盟会長 励ましのことば |
7.選手宣誓(横浜高校 玉城 陽希主将) |
8.選手退場 |
2022年8月6日(土)、雨の影響で予定より30分遅れた9時30分から、全国高校野球選手権大会の開会式が行われた。3年振りの一般の観客を迎えての開会式となり、多くの観客が甲子園球場に詰めかけた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各校とも主将だけの参加と昨日発表され、横浜高校は玉城主将が臨んだ。国旗・大会旗に続き、選手入場となった。昨年度優勝校の智弁和歌山を先頭に、南から北の順で各校の主将が地方大会の優勝旗を掲げて場内を1周し、玉城主将は34番の入場となった。
朝日新聞社社長 中村 史郎 大会会長は「困難を乗り越え、進化を続ける高校野球の歴史に、皆さんが今日から新しい1ページを書き加えます。はつらつとしたプレー、懸命に白球を追う姿が多くの人に勇気と感動を与えます。その光景はいつの時代も変わりません。この夏もそんなプレーが数多く生まれることを期待しています。」と開会を宣言した。
前年度優勝校の智弁和歌山 岡西 佑弥
主将から優勝旗が返還されレプリカが授与されると、続いて、末松 信介
文部科学大臣が「野球に情熱を注いで、この甲子園の舞台に立ったというほんの一握りの若人しか経験ができないことを経験したことは大きな財産です。どうか持てる力をふり絞って、悔いなきを最後の最後までがんばり抜いてください。」と選手たちを激励した。
寶 馨日本高等学校野球連盟会長が「優勝それは皆さんの努力の賜物でありそれは尊い。しかし、優勝に劣らない敗戦というものもあります。最終的には試合に勝てなかったけれど、精一杯戦って敗れたその試合です。ここにいる49校の皆さんはもう甲子園に来たわけです。後は思い切ってそれぞれの力を発揮するだけです。結果を恐れず勇気を持って戦ってほしいと思います。」と呼びかけた。
そして、横浜高校 玉城主将が選手宣誓を行った。三冠達成をした1998年にも横浜高校のポジションも同じ捕手
小山良男主将が選手宣誓を行い、横浜高校はそれ以来2度目の選手宣誓となった。
「宣誓。今年は野球伝来150年の節目にあたります。この記念すべき年に、聖地甲子園で野球ができる喜びに今満ちあふれています。ただ、今現在も収束しないコロナウイルス感染症の予防に最大限努め、日々の生活を送っています。
これまで怪我で思うように野球ができず、グラウンドにさえ立てない時期もありました。また、チームをどうまとめていくかと悩むこともありました。これらの苦しい時期を乗り越えることができたのは、他でもないここに甲子園があったからです。そして、指導者の方々、チームの仲間、家族の強い絆があったからだと確信しています。だからこそ結束力のある野球で恩返しがしたい。
一球一球に全力を注ぎ、一投一打に思いを乗せ、高校生らしく堂々と、はつらつと、そして感謝と感動の高校野球の新たな歴史に名を刻めるように、全身全霊でプレーをし、最高の夏にすることを誓います。」と熱い想いが伝わる堂々とした宣誓に、会場からは大きな拍手が送られた。
開会式を終えた玉城主将は、大役を無事に果たし「ほっとしています。」と話し、宣誓は「うまくいきました。」と、想いを伝えられたことに安堵した様子をみせた。
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