第95回選抜高等学校野球大会 選抜校発表


   2023年1月27日(金)、第95回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が行われた。吉報を待つ選手たちは、いつも通りキビキビと練習を開始した。

  神奈川県大会優勝、関東大会ベスト8の横浜高校は候補校に上げられていた。
関東・東京の七枠目は横浜と二松学舎大の比較となった。エース杉山の投手力を評価する声もあったが、投打のバランスと総合力を評価し、二松学舎大を選抜したと発表された。横浜は残念ながら選出されず、補欠校となった。 

 

 練習中の選手を集めた村田監督はその報告をし、「何かが足りなかったから選ばれなかったと思う。複雑な思いはあると思うが、この悔しさを持って夏に向けて、再びやっていこう。」と選手たちに話した。選手たちは大きな声でそれに応えたものの、気落ちした様子は隠せずにミーティングに向かった。


 その後、村田監督はインタビューに答えた。
「候補校ではあったので、やはり選ばれたらやり返してやろうというその思いだけでこの冬はやってきたので、とても充実した良い時間を過ごせました。秋に負けたことと、選出されなかったという2つの悔しさを持って春夏やるしかないので、選手と向き合って、夏に向けてまたやっていきたいと思います。
やはり勝たなければいけなかったところで、勝てなかったことが一番の原因だと思っています。勝負弱さがあったと思う、もう一度そこを見つめ直して、やっていきたいです。」と話した。
 そして、「甲子園でという思いでやってきたため、選手は動揺しているようなので、心を休ませて、またスイッチを入れられるようにやっていきたいです。そして夏に向けて、投打走のいずれもレベルアップさせて神奈川の強豪校に負けないように、そして、その先の甲子園で勝つということを目指してやっていきたいです。杉山は更に良くなっているので、打線もさらにレベルアップして、どんな形であれ勝てる地位を目指して行きたいです。」と語った。

 

  杉山投手は、「秋の関東大会は最後打たれて負けてしまったので、その後は勝てる投手に成長するつもりでやってきました。皆で選抜が決まると信じてやってきたのですが、選ばれなかったと知りまだ気持ちの整理はついていないです。」と話した。

 

 緒方主将は、「選ばれると信じてやってきたので悔しい思いは大きいです。何かが足りなかったから選ばれず、秋に詰めることができなかったのが大きな原因だと思います。」と硬い表情のまま話した。
そして、「また、夏に向けてもう一度スタートしたいです。打撃が課題で、杉山頼みになってしまっているのも大きな原因だと思います。チーム力が一番必要なので、ゴミ拾いや挨拶など小さなところを一つ一つ解決して、技術の向上に繋がていきたいです。
 ワンプレー一つ一つをどの場面でもしっかりと完結させることを目指してやってきて、打撃でも走塁でも少しづつ成果は出ています。このチームは夏の神奈川県大会三連覇と全国制覇という目標を掲げてやっているので、センバツ出場は叶わなかったのですが、この悔しさを必ず夏の甲子園の舞台で晴らせるようにやっていきたいです。」と語った。



 


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