第107回 全国高校野球選手権神奈川大会 祝勝会

2025年07月27日(日)

7月27(日)、決勝・閉会式終了後、横浜高校の学生食堂にて、今大会の優勝を祝う大会が行われました。阿部主将や、村田監督からこの大会にかける思いや甲子園に向けた意気込みについて聞くことができました。
横浜スタジアムから戻った選手たちを、遅い時間にもかかわらず、会場で多くの父母や部員、横浜高校の先生たち、後援会の方々が拍手で迎えた。

~式 次 第~

1.葛 校長 挨拶
2.村田監督 挨拶
3.阿部 主将 挨拶

最初に葛校長が野球部の選手たちに激励の言葉を述べました。
 
見事に優勝した硬式野球部の皆さん、監督、コーチの皆さん本当におめでとうございます。また遅い時間にもかかわらずお越し頂いた保護者、関係者、ファンの皆さんにお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。悲願ともいうべき優勝、3年生にとっては最後の大会で頂点に立ったということで世間の皆さんが横浜高校の野球部に注目を集めています。逆転の横浜と呼ばれているみたいですが、甲子園では安心して試合を見たいと思っています。圧倒的な力には打倒横浜でくると思いますがそれをはねのけたということは素晴らしく思います。そんな選手たちを私は誇りに思います。ここまで成長させてくれた保護者の方々、そして指導した監督、コーチにお礼を言いたいと思います。甲子園では悔いのないように戦ってほしいと思っています。本当にありがとうございます。

村田監督からは県大会期間中の出来事についての話と決勝戦当日に選手たちに配布された手紙の朗読が行われました。以下全文

ではまず皆さん、優勝しましたー!平然としているように見えるかもしれませんがものすごいプレッシャーを感じていまして、その中でどう結果を残せるか、監督としてはまだまだ未熟もので経験不足な自分ですが、試行錯誤しながら選手たちにすごく大変な思いをさせてきました。ですが、葛校長も仰っていたように打倒横浜で来ているチームがすごく多く、それ以上やらなくては駄目だと思い、ときには言い合ったり、時には態度に出されたりしましたが自分が向き合っていかないと思い指導してまいりました。非常に厳しい試合が続きました。正直おかしくなるくらい大変でした。(選手たちの方を向いて)だいじょうぶだったか?たまに家に帰ると妻にチームがうまくいかないと嘆いたこともありますが、あんな土壇場で逆転できるなんて本当に強いチームなんだと言われそういう見方もあるのか、自信もっていこうと思うようになりました。こんな勝負強いチームになれたのは、学校の協力と保護者様のご理解、サポートメンバーのお陰だと思っておりままして、本当に感謝しております。実は今日朝5時から起きて、彼らに何かできないかと想い、手紙を選手に渡しました。その文章を長くなってしまうんですけど読みたいと思いますのでご清聴ください。

(一部抜粋)
『2024年7月30日水曜日からこのチームはスタートしました。あれから今日で363日と8712時間の時が経ちました。ここまでチームとして、いいことも悪いことも色々あったよね。どんな時でも君たちには仲間がいて、助けてくる人がいて、皆で乗り越えてきました。私が一番大事にしている「応援される、愛されるチーム」になったから今日優勝戦を迎えられました。監督として幸せで君たちを誇りに思います。』

  この手紙を選手もポケットに入れて戦いました。家族の方々以上の想いで我々スタッフは全員野球をやっております。今日は喜びに浸って神奈川の代表として全チームの想いを背負って明日からは甲子園に挑みたいと思います。最後になりますけど、まだまだこの夏は終わりません。大変な1日1日になると思いますが全員野球でやっていきますのでどうか引き続きご支援ご協力よろしくお願いいたします。本当に本当にありがとうございます!

最後に阿部主将から一言がありました

まず初めに、学校長初め本当に学校の先生方、マルチメディア部の皆様、遅くまで残ってくださり、そして優勝報告会という場を設けてくださりありがとうございます。自分達は107回の全国高等野球選手権を優勝することができました。自分の今の率直な思いとして、まだこの仲間と野球が続けられる喜びを感じています。

新チーム始まってからずっと、横浜一強、神奈川一強というスローガンを掲げてここまでやってきました。そして、それを証明する今日が本当に最終章にあたって、もちろん本当に相手は東海大相模さんで、やっぱり相模に勝ってこそ一強の証明だと思い今日の試合に全員で挑みました。試合はなんとか勝つことが出来て、横浜一強、神奈川一強ということを証明できたと思っています。そこに来るまでに、本当に苦しいことがたくさんありました。自分もこの仲間の前で何度も涙を流したり、言い合ったりしました。それも、全て今日勝つことが出来たので本当に意味があったものになったのではないかと思っています。そして、村田監督と出会うことが出来て今、本当に自分は良かったなって、横浜高校に来て本当に良かったなと思っています。

村田監督からは日々指導していただく中で、「ここに来て良かった」と思えるような高校野球生活を送れという風に言われています。一人ひとりがその思いを持って、行動をし、今日このような結果を残すことが出来て、自分は本当にここに来て良かったなという風に素直に思っています。このチームでまだまだ野球ができる、しかし神奈川県内の三年生はもう仲間と一緒に野球ができない、その思いをしっかりと持って、また明日から甲子園に向けてしっかりと、準備をしていき次は春夏連覇に向けて全員でやっていきたいなと思います。

本当に暑い中、応援してくださり本当にありがとうございました。この応援がなかったら、自分たちも絶対に苦しいゲーム展開をひっくり返すことは出来なかったなと思っています。甲子園でも、もっともっと熱い声援よろしくお願いします。自分達も全力で春夏連覇に向けて頑張るのでこれからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました。


祝勝会終了後、我々マルチメディア部は村田監督に勝利インタビューを行いました。

マルチ「まずは優勝おめでとうございます。今のお気持ち聞かせてください。」

村田監督「優勝した事も嬉しいですけど、やっぱり学校の全校応援の凄まじい応援がすごい力になって、みんなで喜びを分かち合えた事というのが凄く幸せな事でした。」

マルチ「今のチーム力というのはどのように感じていますか?」

村田監督「逆転に次ぐ逆転で勝ってきて、なかなか野球って逆転するのが難しいですけど、そういった底力、逆転する力ってやっぱりみんなの気持ちがひとつにならないと起きない事なので、そういった気持ちがどこの学校よりも、誰よりも強く、仲間がいてこういう結果になったのかなと思います。」

マルチ「甲子園決まりましたけど、この先について一言お願いします。」

村田監督「また甲子園は甲子園大会で、神奈川の代表で全てのチームの思いを背負って臨む一戦一戦の戦いだと思うので、まずはしっかり休んで、8月1日に甲子園に行くとは思いますけど、甲子園に行ってしっかり調整してベストパフォーマンスを出せるように一戦一戦頑張ります。」

取材を通して一言

祝勝会では、選手たちの晴れやかな表情とともに、それぞれの言葉に強い覚悟がにじんでいた。県大会を勝ち抜いた誇りと同時に、次なる大舞台・甲子園への視線はすでに向けられている。監督の言葉にあった「全員野球」は、まさに今のチームを象徴する姿だ。主将の語った「仲間とまだ野球ができる喜び」という一言にも、この一年の積み重ねが表れていた。強豪ひしめく夏の大会を勝ち抜くには、技術以上にチームの結束が求められる。横浜高校は、その力を確かに持っていると実感させられた祝勝会だった。「逆転の横浜」と呼ばれる強さは、あきらめずに食らいつく姿勢の中にある。応援され、愛されるチームとして、彼らは再び熱い夏に挑む。春に続く歓喜の瞬間を、全国の舞台でもう一度――。期待とともに、チームの健闘を見守りたい。